越中ハンザ都市『空路』

富山空港は小さいことがアキレス腱となっている。

拡張が必要そうだ。

<富山空港の問題点>

 

問題点が多いのも、富山空港である。国際空港化が進む中で、課題となってきているのが、空港の規模の小ささだ。現在の富山空港は、2000メートル滑走路の為、国際線に必要な中長距離路線の開設が難しく、ジャンボ機・貨物機の就航も不可能となっている。冬場の凍結時は、ボーイング767・777やエアバスA320の場合、定員を満席にする事が出来ない。石川県(小松空港)との上海路線誘致合戦では、石川県側議員が、「富山(空港)は、足が短い」と、上海側への売り込み材料にされるなど、不利な要素となった。また、富山空港は県が管理する第三種空港という事もあり、空港整備や海外への売り込みでも魅力的には感じてもらえないのが現実である。

地方の主要空港は、滑走路の拡張が進んでいる。九州各県の空港では、熊本・鹿児島・長崎・大分が3000メートル化、福岡が2800メートル化、宮崎・北九州が2500メートル化(北九州は将来的に4000メートル化)、佐賀には2000メートルの新設空港が整備された。四国でも、各県全ての空港が2500メートル化され、東北では、仙台・福島が3000メートル化、岩手花巻・青森・秋田が2500メートル化、秋田・山形では1県2空港化を実現させている。これら地方空港の中でも、富山空港は、かなりの遅れをとったと言えるのだ。

また、現在の空港ターミナルは、年間120万人が利用するには手狭な為、いつも待合室は満杯状態。富山空港では、国内線ターミナルビルと国際線ターミナルビルの一体化工事(電源室移転)を二期に分けて行なったが、それでも隣接県の小松空港ターミナルや新潟空港ターミナルに比べると見劣りがする。

河川敷空港のために、増便も難しいのが現状だ。現実、台湾のチャーター便が人気であるにも関わらず、発着枠が足りないことから減便せざるを得ない事態も起こった。また、エバー航空の機材大型化にともない、滑走路の短い富山空港への乗り入れが出来なくなるという問題も出てきた。そういった事もあり、台湾定期便誘致では小松空港に先を越される結果となった。

現在、富山空港の発着枠は、1日に15便しかない。隣県の空港と比較しても、この発着枠は非常に少なく、富山空港の足かせ(アキレス腱)となっている。富山空港への常駐管制塔要員確保も実現しており、離発着の飛行ルートを再検討し、更に周辺住民への理解も得ながら、早急に増枠を検討する必要があるだろう。

まずは、緊急的な対応として富山空港の拡張を検討したいものだ。

越中ハンザ都市『空路』.

 

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