「外的な役割の獲得」が「モチベーションの持続性」を創る。
他人のために、自分の役割を見つけるという「外的な役割の獲得」によって、主人公が、より「折れにくい」モチベーションを得て、潜在能力を発揮する姿が描かれています。たしかに、金銭や褒賞といった外発的なものに比べて、自己研鑚や自己実現といった内発的なモチベーションはより強いものです。しかし、それが「自分個人」の中で閉じている場合、その持続性や耐久性には限界があるのかもしれません。チームワークにおいては、加えて「他人(チーム)のため」という尺度でのモチベーションをうまく作りあげることで、その強度をさらに高めることができるという示唆が、ここにはあるような気がします。